ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.43

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これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。

日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。

小林幸さんのサイト

https://yfd-studio.net/

小林さま

>なおさんは、自分を整える場所や時間ってありますか?

という問いかけ、さて・・と振り返ってみました。

工房やスタジオで黙々と作業する時間が長く続くと

「誰かに話しを聞いてもらいたい!」と思うのですが

友人はみんな忙しいし、世間話だけで会うのも申し訳ないので

庭で読書か、おやつを食べる時間が「整える」ひとときです。

一皿を真剣に食べる

両方とも、作者との対話という行為でもあるので

共感や葛藤なども解消されることが多いように思います。

以前ご紹介した、棟梁の西岡常一さんのご著書で(どの本かは忘れました・・)

ずっと修復に携わっていた建築が完成して

式典などで世間にお披露目した瞬間、達成感はもちろんあるけれども

「あそこは大丈夫だろうか」「うまく組み上がっているだろうか」

という心配事がぶわっと吹き出てくるもんなんです、

という談を読んで、リアルすぎる・・とドキドキしました。

読書繋がりで言うと最近は源氏物語を少しずつ読むのも日々の楽しみです。

訳は迷った末に瀬戸内寂聴さんにしました

「整える」というテーマに戻りますと、

本やおやつや、空間まるごととか、お気に入りのものに囲まれてのんびり過ごすと、ニュートラルに戻れるように思います。

最近はここの窓辺がお気に入りです

ただ、つい写真を撮り始めたりしちゃうので頭は割と忙しい・・というのが悩みではあるのですが。

ではでは。

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