ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.13お気に入りのゴミ箱のこと
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林幸さま
ゴミの捨て方の話、ちょうど私も考えていたのでそのことについて書きますね。
前の記事でちらりと写真を載せたこのゴミ箱。
とってもお気に入りなのですが、この「とってもお気に入り」というポイントが私にとって非常に大事で。
なぜかというと、わたくしちょっと片付けが苦手でしかもズボラで。
どうしたらいいのかなと調べてたときに、ネットの記事で
「片付けられない人はまずゴミ箱を買ってください」
と、書いてあったんですよ。
(愛知県の片付け業者さんのブログです。YouTubeもすごい面白い)
https://kataduke-tonton.com/
ズボラな人間からすると、ゴミ箱なんかなくてもレジ袋とかごみ袋をそのまま置いておいて、いらないものをどんどん突っ込んでいけば合理的なのでは?
ゴミ箱って場所取るし。
と、思ったりしたのですがそれは間違いで、
ゴミ袋を部屋にむき出しで置いておくと、自分がその状態に慣れてしまうんですって。
ごみ袋がそのまま置いてあるってことは、もはやゴミが部屋の中に常態化している状況。
「ゴミを捨てないといけない」という意識も薄れがちになる・・ということを知ってかなり目が覚めまして。
これはいかんということで、さっそく古道具屋さんに相談して、ちゃんとした大きめのゴミ箱を手に入れました。
フタは、モノストックでちょうどいい大きさがあったのでゲット(神山町の古民家から古道具を一時集めて、町民に譲ってくれる会です)。
これを工房に置いたら一気にお気に入りになりまして。
フタがしてあるから中身も見えないし、目に入っても「お気に入り!」として意識するからマイナスの気持ちにならないし、とってもよかったです。
見たくないから隠す、というのとはちょっと違うと思ってて。
必ず発生する現象だけど(ゴミのこと)、視覚的にプラスになるように工夫する、という一手間でこんなに変わるんだなあと感動しました。
ではでは。