ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.67水のようなそうでないような
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林さま
前回の瀬戸内の写真が印象的でしたので、今回は水のことを書こうと思います。
向田邦子の「眠る盃」というエッセイがあるのですが、
荒城の月の「めぐる盃」という歌詞を「眠る盃」とずっと間違えて歌っていたと。
子供の頃、お父上の晩酌をそばで見ていて
「水と酒は違う。たゆたうような酒が、子供には眠っているように見えたのであろう」
とのことでした。これが妙に心に残っています。
最近、立て続けにドリンクの撮影の仕事が入りまして
美味しく見えるように・・と日々考えているのですが
写真の撮り方はもちろん、どういうグラスに注ぐか、アクセントに何を浮かべるかで見え方が変わって面白いですよね。
ではでは。