ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.72あらためて名著に取り組む
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林さま
最近ふと「古典を読まなければ」と思い立って、少しずつ【時間のかかる読書】に取り組んでいるところです。
「本を読む」と一口に言っても、軽いエッセイや先が気になりすぎるミステリーはどんどん読み進められますが、世の中そういう本ばかりではないですよね。
別にどちらが良いというわけではありませんが、咀嚼にかなり時間がかかる本というのも必要だと思っています。
この系統で以前から引き続き読んでいるのは源氏物語ですが、最近もうひとつ。
ハイデガーの存在と時間です。
・・と言ってもNHKの「100分de名著」のテキストなのですが!
この番組とテキスト、買ったあとに知ったのですが、家族や友人も軒並みハマっていまして。
「インスタントな感じじゃなくて、ちゃんと内容が頭に入ってくる、原著やもっと詳しい本を読んでみたくなる」そうです。
古典や名著ってなぜか「原典から読まなければ」と構えてしまいがちですが、思い出してみると子供の頃に日本の歴史のマンガとかを楽しみながら読んでいたおかげでその後のハードルが低くなった覚えがあります。
そういえば聖書の内容を知ったのも、家にあった手塚治虫の聖書物語のマンガからでした。
興味のあることをあきらめるのはもったいないので、ハードルを下げるなりなんなりして、少しでも知識を増やしていきたい最近です。
ではでは。