古民家に一人でいると怖くないですか?というご質問
日中はだいたい曲げわっぱ工房で過ごしているのですが、生徒様からご質問をいただきました。
「天気の悪い日や空の暗い日は一人で工房にいて、寂しかったり怖かったりしないですか?」
この建物は私のひいおばあさんが住んでいた古民家です。
ひいおばあさんが亡くなってからは、祖父や祖母にたまに連れてきてもらって(自宅から車で3分のところにある)
座敷でちょっと休憩したり、庭で遊んだりしていました。
大学生のときは、友達を呼んで庭でバーベキューしたこともあったなあ。
建物や庭に楽しい思い出があるせいか、怖いと思ったことはありません。
あと気づいたのですが、リノベをして隅々まで自分の目で見ているのもあるかな。
「恐怖心」って未知の、得体の知れないことに対するものですよね。
全体の構造が分かっている安心感があると、怖さというのは出にくいのかもですね。
ただ、日が落ちて真っ暗になると、建物の外でいろんな動物が活発になる気配がするので、それはちょっと怖かったり。
そう考えると、昔の方がたくさんおばけや妖怪がいたんだなあと思えます。現代の街中はいつも明るいですもんね。
そして、内装や置いている家具も自分好みにしているから、どんどん愛着が出てきています。
少しずつ整えて、居心地がよくなって。
この家はこれからも変化していくんでしょうね。大切に過ごしたいと思います。