大久保鍛冶屋さんで曲げわっぱ用の刃物を特注してきたときに思ったこと。
人に会うこと。本物を見ることを大切にしたい。
鍛冶屋さんに行って、曲げわっぱ用の刃物を特注させていただきました。
徳島県勝浦にある大久保鍛冶屋さんです。
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大久保鍛冶屋さんの包丁はすごい!切れ味が違う!と、周りの友人からも聞いていて。
隣の町なのでうちから車でちょうど1時間くらいです。
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鍛冶屋さんなんて初めて行くので結構緊張していたのですが
工房に訪ねると「どうぞどうぞ!見ていってください」と、
とても親切に鍛治の現場を案内してくださいました。
包丁作りを初めて見た
鉄を熱して、熱いうちにカンカンカンと打って。
まさに「鉄は熱いうちに打て」!
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とてもかっこよかったし、
それだけじゃなくて、
ものづくりの現場の中でも、ひときわ神聖な気を感じました。
刃物はものづくりの根幹。
木工も料理も農作業も、鉄の道具がなければできない。
ものを作るって、
まずは素材を適切な大きさにしなくちゃいけないですよね。
野菜、肉、魚。木材。布とか革とか。
そのあとに調理したり、組み立てたり、縫い合わせたりする。
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料理人が包丁にこだわる。
木工職人が刃物を大事にする。
靴職人、服作り、農作業・・ほかにもたくさん。
世の中の物作り、
とくに手仕事で良いものを作るには刃物がとても大事。
その全てを支える根幹を見たように思いました。
なので、大久保さんのところには
「こんなの作れる?」と、いろんな依頼がくるそうです。
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曲げわっぱ作り用の刃物をオーダー!
今回はいろいろとご相談して、
曲げわっぱ作り用の刃物を特注させていただきました。
今持ってる道具でも一応は作れるんですが、
もっと自分の手に合うサイズと、曲げわっぱ作りにちょうどいい刃渡りのがあればなあと思って。
「こういう形のが握りやすいけど、どう?」などと
いろいろと提案してくれました。
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良い刃物があれば、もっといい曲げわっぱが作れる!
できあがるのが楽しみです。
それと同時に、今回の訪問で強く思ったことがあって・・
長くなるので次の記事でまた書きます。
実際に会うことのパワー。
今はメールとかYouTubeとか、会わずにコミュニケーションできる道具がたくさんあって。でも、実際に会うことは特別な何かがあると思います。
今回、目の前で刃物が出来上がっていくのを見て、自分の体で熱を感じながら見て。
コミュニケーションの手段はこれからも進化するでしょうから、実際に会うことの価値が下がるのか、逆に上がるのかは分かりません。ただ、会うことでしか伝わらない「何か」はきっとあるんだろうな、とは思いました。