ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.76衝動と逡巡と
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林さま
9kさんでの書道と絵の教室、とても素晴らしい時間になっているようですね。
ポートレートも気に入っていただけたようでなによりです。でもあれは小林さんの世界観があってのことだと思います。撮影の時間、私も刺激を多々受けました!
>>書や絵といった創作を通して、自分を律する。
この一文に、改めて考えるところがありました。
創作は一見自由なことに思えますが、一つの作品として完成させるには衝動もあり、逡巡もあり・・。
結局はどちらの能力も必要であるのかなとは思いますが、
究極的にどちらが必要か?というと、私は「衝動」「内から湧き出るもの」のように思います。
※異論はあるかもですが
たまたまですが、先日原田マハさんの「楽園のカンヴァス」という小説を読みまして。
アンリ・ルソーの「夢」という絵画をめぐる、アート界が舞台のお話しです。
美術のことはさっぱり分からないまま読み始めたのですが、これが想像以上に面白くて。
画家、そして作品を評価するキュレーターの想いが複雑に交錯するストーリーでしたが、キーになるのは、結局は一つの想いなのだなあとしみじみしたり。
出版時にかなり話題になった本なのでもうご存知かも知れませんが、もしまだなら今度お貸ししますね。
原田マハさんの本、他にも読み進めていますので、また感想をお伝えします!