ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.78流れに逆らわないこと
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林さま
前回のお話、キュレーターを目指していた時期があるとはびっくりしました。
私には縁のない世界なので想像するしかありませんが、アートの知識だけでなく、人脈、交渉術、ビジネス的な観点まで・・
「制作する」以外の全てを手掛けるのではないか?というかなり専門的な役割ですよね。
そして、
>気づいたら作品を制作する立場になっていました。
という一文に全てが表れている気もします。
今までの往復書簡で何度も書いたことと重なるかもですが、
内から溢れるものがあれば、それを外に表現するのが一番自然といいますか。
まさに、なるべくしてなったという在り方ですよね。
結局はそれが長続きすると思います。外的要因と内的要因の違いで。
私も最近心がけているのは「流れに逆らわない」ということです。
「世間的にはふつうとされているけど自分にとっては違和感がある」
「なんだかしっくりこない」
というのはどんどんフェードアウトするようにして、
分かってくれる人は少ないかもしれないけれど
でも自分がやっててしっくりくるとか、無理のない方向のことを手がけるようにしてます。
やってみるとこれが意外と難しいんですよね。
いわゆる「大多数の正解」とは違う道なので、違和感がないとはいえ「ほんとにいいのかな?」と思う瞬間もあったりして。
でも、いま振り返ってみると数年前から続けてきたことが花開いたり、無理なく続けられたりしてるので「直感」「違和感」は敏感になっていきたいと思ってます。
※今回の写真は記事とは関係ないですが工房のウツギの花とどんぐりの木です。