ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.80自分らしい場所の見つけかた
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林さま
前回のお話し、
「なぜ今ここに住んでいるんだろう、なぜ今ここに住んでいないんだろう。」
の感情、私も感じていたときがありました。
10年ほど前、関東に住んでいたときでしたが。
ただ振り返って思うのは、
そのときの年齢や周りの状況などに結構左右されていたかも、と。
よくあるのは思春期〜青年期の頃でしょうか。
「ここじゃないどこか」に憧れる気持ちは
田舎の出身故、子供の頃から常に持っていたし
それが他の土地への引っ越しや海外旅行のモチベーションになったりしたので
良かった点も大いにあったと思います。
今は、昔に比べて移動も居住も自由にできて選択肢も多いから、
それゆえの新たな悩みも出てきているのかもしれないですね。
私はいま暮らしている土地が気に入っていますが(子供の頃はつまんなかったけど)、
それでも、「軸」や「アンカー(錨)」のような存在には敏感になるようにしています。
これからさらに年齢を重ねると、結局は時代も変わるということなので、
「どうして〇〇なんだろう」という問いは新たに出てくるんでしょうね。
小林さんの問い、私も常に忘れずにいようと改めて思いました。