[:ja]【神山曲げわっぱプロジェクトその5】山桜の皮をむいてみよう[:]
[:ja]
曲げわっぱのアクセントは、山桜の皮。
曲げわっぱプロジェクトでお世話になっている町のおじさま。
「山に行ったらちょうど山桜の木が倒れててなー、使えそうだったから持ってきたよ!」
と、わざわざうちまで届けていただきました。
曲げわっぱのアクセントになっているこの継ぎ目の茶色の部分。これは山桜の皮で縫っているのです。
ありがたく頂戴したものの、
これをどうしたらいいんだろうと多少途方に暮れていたところ
木工作家のKちゃんがその日の夜に手伝ってくれました。
木や植物のことにめっちゃ詳しいKちゃん、頼れる・・!
カッターが一本あれば!
Kちゃん
「まずねー、カッターで欲しい幅に切り込みを入れまーす。そのあと円周にぐるっと刃を入れます」
「ここの隙間に刃を入れて、ちょっと上に浮かせるようにする」
「少しずつ刃を進めるのがコツよ」
ふむふむ。
「切り口がめくれたら両手でしっかり持って・・」
ぺりぺりぺり〜〜
おお、想像以上に綺麗に剥がれる!
そして木の内側が緑色!
意外とスムーズに剥がれるものなんですね。
ぐるっと剥がすとこんな感じ。なんかそれっぽい!(まさにそれなんだけど)
このあと二人で黙々と皮を剥ぐ作業をしました。切り込みさえ入れればつるーっと剥がれるので楽しいです。
自分の人生で山桜の皮を剥ぐ経験ができるなんてつくづく面白いですね。
そんなこんなで皮を剥いた後の山桜。
緑色なのは葉緑素だそうです。へー!知らなかった!
「冬に葉っぱが落ちても、木はこの葉緑素で光合成ができるんだよ」
なるほど。
固くて茶色い皮の下にこんなに美しい緑が隠れていたなんて、ちょっと感動しました。
木の本体も活用。
皮を剥いだあとの山桜の木。
1年くらいしっかり乾かせば、これでカトラリーが作れるんだって。
風通しのいい屋根の隙間などに置いておくといいそうです。
来年、これで曲げわっぱ用のお箸やスプーンを作ろうと思います。わくわく。
次のストーリーはこちら!
→【神山曲げわっぱプロジェクトその6】曲げわっぱはまだ完成してないですが、先にこんな木べらができちゃいました[:]