ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.51日々の器と偶然の形。
これは、私が住む神山町の隣、佐那河内村に住むフードデザイナー・小林幸(こばやしゆき)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
小林幸さんのサイト
小林さま
大谷焼き、素敵ですよね!
うちにもSUEKI CERAMICSさんのお皿があります。
現代に合わせた質感と色で、いろんな料理に合うのでお気に入りです。
他にも愛用している器はいろいろありますが、
こちらは神山町の陶芸家さんのところで、陶芸教室で作ったお皿。
印象的だったのは
「こんなお皿が欲しいから作りたい」と、かなり明確にイメージして作っていたのですが
先生は「手の動くままに、偶然の形を楽しむのもいいですよ」
と、仰っていたのを覚えています。
特にこのお皿(お皿というか小鉢というか微妙な形)は
一番最初に作ったものなのですが↓
ろくろのスピード感も全然分からず、
わーー!と慌てているうちに勝手にできた形です。
すごいアシンメトリーな形だし、底には指のぐるぐる跡がついてて
一度ぺしゃんこにつぶしてやり直そうと思ったのですが
先生や一緒に参加していた友人に
これはすごく良い形だからそのまま焼くべき!と言われたので
そのまま完成させました。
先生曰く、
上手になると、逆にこういう形を狙って作ることはできないんだよ
とのことで
ビギナーズラックといいますか、てらいない気持ちといいますか
偶然が作った形もありなんだなあと思った次第です。
ではでは。