[:ja]曲げわっぱに入れて失敗したおかずの体験談、3つ。[:]
[:ja]
あーやっちゃった!
お弁当にまつわる悲しい思い出は誰しもあると思いますが、せっかくならそんな体験はない方が幸せですよね。
曲げわっぱはとっても素敵なお弁当箱。でも、自然の素材でできている故にうっかり失敗しがちなお弁当箱でもあります。曲げわっぱを使って10年経つ私の失敗談をまあ聞いてください。
ピクルス
それはとある寒い日のことでした…。お酢がしっかり効いたピクルスは私の大好物。いつもは箸休めに2,3個入れる程度でしたが、この日はほかのおかずが少なかったので多めに入れたのが間違いでした。
やっと座れた通勤の電車。あ〜眠い。少し前かがみになった自分の荷物からいつもと違う匂いがしてくる。はてなんだろう??この時点ではまだ気付かず。(仕事で疲れ果てていたから感覚がにぶくなっていたのかも)
会社に着いて、冬場のお弁当の保管場所は自分のデスク下。足を入れるスペースの奥に書類を置く棚があって、その横に置いてました。そしたらば、そこからなにか酸っぱい匂いが。これは…あーこれは完全にピクルスだ!たしかにピクルス入れすぎたわ!
原因が分かってもどうすることもできず、午前中は酸っぱい匂いに包まれながら仕事と格闘したのでした。隣の同僚には何も言われなかったのが幸い。
曲げわっぱは密閉性がないので、匂いの強いおかずをたっぷり入れるのは向きません。
ガツンと匂いを楽しむのはお家や外食だけにして、曲げわっぱ弁当では控えめにしておきましょう。
汁気が多い煮物
もう想像がつくと思います。
いつもはきちんと煮物の水気をとったり、しっかり煮詰めたり、汁気が出ない工夫をするのですが、時間がないときに「まあ大丈夫でしょ」と適当に詰めたら(仕事で疲れていたので・略)案の定汁漏れしました。
肉じゃがや野菜の煮物、揚げびたしなんかもそうですね。タレたっぷりが美味しさの決め手!という料理の汁気をきるのは物足りなかったりするのですが、かばんの中の平安にはかえられません。
心を鬼にして(食いしん坊さんにとっては特に)しっかり対策するように気をつけたいところです。
汁気つながりでよく似たパターンは、生野菜に味付けのつもりでドレッシングをかけたときですね。
ドレッシングはほんの少しだけだとしても、その塩気からの浸透圧が隠れた敵。そのせいで生野菜から水気が出てしまうのです。
すぐに食べるならOKですが、作ってから食べるまでの半日の時間でお弁当箱の中でじわじわと調理現象が起きてしまうのです。ああおそろしや。
サンドイッチ
曲げわっぱにパン。サンドイッチ。
きっちり詰めるとなんとも可愛らしく、美味しそうに見えてキュンキュンしますね。
しかし半日たったものを実際に食べてみると「あれ?」となりました。
パンがパサパサで美味しくない。舌触りが悪い。悲しい・・。
原因は木の吸湿性です。
ご飯はじゅうぶんに水分を含んでいるので、木の器に入れるといい感じに水分を吸ってくれてご飯がふっくらして美味しい。
ただしパン、特にサンドイッチ用のふわふわ食パンは水分が命。
曲げわっぱに入れてしまったらパンの水気をどんどん吸われてしまうので、半日後には残念なパサパサパンのできあがり。
(そういえば料理教室でサンドイッチを習ったとき、作業の合間合間に水で濡らしたキッチンペーパーをパンにかぶせていました。これがしっとり美味しいサンドイッチを作るコツだそうです)
ここからは想像ですが、何も塗ってない白木じゃなくてウレタン塗装なら多少はマシかも知れません。
が、私はウレタン塗装のお弁当箱を使ったことがないので試してみたことはありませんが・・。
サンドイッチの美味しさを優先するなら、ワックスペーパーでしっかり包むか、密閉できるタッパーに入れてあげる方がいいと思います。
たった3つのポイント
ものすごくうっかり者の私ですが、曲げわっぱの失敗談はこの3つくらいしか思い浮かびません。
失敗パターンを整理すると、
匂い
汁気
乾燥
この3つだと言えます。逆に言うと、この対策をしてあげればどんなおかずも怖くない!
私の失敗談があなたのお役に立てば幸いです。[:]