こんなお正月でした
古典落語「芝浜」の一場面に、大晦日の夕に福茶をすするシーンが出てきます。この噺を聞いて初めて知り、さっそく求めました。原材料は、緑茶、昆布、勝栗、梅干し、黒豆など。おめでたい日の飲み物だそうです。玄米も入ってるので香ばしく、とても美味しい。これは毎年飲むことにしようっと。
立川談志は落語のなかで「フクヂャ」と発音していました。江戸弁ってことなのかな。
大晦日はタイミングが無かったので、福茶は元日の午後に頂きました。(←この辺からもうだらけている)うさぎの菓子を食べ、本を読み、DVDを観賞と、清く正しくだらだらと正月を過ごしていたら、双方の実家から大量に餅が届く。数えてみたら100個近くあった。げに恐ろしき正月の餅バブル。ありがとうございます、大事に頂きます。
やっぱり生でも落語聞きたいよね、ということで三日は鈴本演芸場へ出かけました。目当ては、好きな噺家さんがたくさん出る五時半からの第三部。白酒さんは相変わらず柔和な顔で毒舌吐きまくり、喜多八様は相変わらず気怠げな姿が素敵でした。トリは柳屋小三治で初天神。あんなおじいちゃんなのに、子供の演技をするとほんとうに子供に見えてくるから不思議だ。
開演までの時間は、国立博物館で美術鑑賞。干支にちなみ、うさぎを描いた品ばかりを集めた特別展示があったのです。もしかして鳥獣戯画が見られるかも!と期待していたのですが、出ていませんでした・・。倉庫に本物あるくせに、けちー。
ミュージアムショップにて鳥獣戯画のスタンプを買いました。これがあればオリジナルグッズが作り放題です。あなうれしや!とりあえずメモカードを量産。
自転車関係の知り合いに「自転車のパーツを眺めながら酒が呑める」という人が何人もおり、「分からん・・」と思っていましたが、私の場合これを見ながらだと苦手な酒も呑める気がする。実際、なにかにつけては手のひらに乗せ、にや~にや~と笑って愛でています。
今年もいい年になるといいなあ。にやにや。