定番とマンネリの違いについて海苔弁を食べながら考えてみた。
「やっぱりこの味でなきゃ!」と喜ばれるのか、はたまた「えー、またこれ?」とがっかりされるのか。その違いはどこにあるんだろう?
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普通なら料理そのものの味付けに理由があると考えそうですが、問題はそこではないと思います。
ポイントは、味は食べ手が評価するということと、食事は文脈であるということ。
どんなに美味しい料理でも、同じものを続けて食べると飽きますよね。
なんで飽きるかっていうと、人間の体調が刻々と変わるからです。
暑いときにはさっぱりしたもの、寒いときにはコクのあるもの。緊張すれば喉がかわくし、ホッとしたときは甘いものが食べたい。
心と体の状態によって欲するものがどんどん変わっていくんですね。
テレビ見てたら、番組で紹介されてた料理がすごーく食べたくなったとか(笑
逆にいうと人間のそういう機敏にぴたっとはまる料理を出してあげると、少ないレパートリーでも変化をもって食べてもらえるということです。
料理って想像力だと思います。相手が何を欲しているか考えて調理する。
もちろん自分が食べたいものを思いっきり作るというときもあっていいと思います。私もよくありますし…。
最近はあっさりしたおかずが続いていたので、今日は白身フライを乗せた海苔弁にしてみました。他のおかずは野菜たっぷりでバランスを。
作り手の手抜き+ボリュームおかず+でも野菜も食べたい、の公約数です。
せっかく作る料理、いつも喜んでもらいたいですよね。
相手にちょっと歩み寄ると、ヒット率が高くなるよというお話しでした!