[:ja]休みの日にゆっくり読みたい。食に関するおすすめの本7選。[:]
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料理とは、ストーリーである。
繰り返し読んでいるお気に入りの本のご紹介です。
どんな料理を、誰のために作るか?それだけでたくさんの物語ができるんですよね。
きのう何食べた?
図書館でお友達になった女性からおすすめされたのがこれ。
料理好きには有名なマンガですよね。今までなんとなく読みそびれていたのですが、せっかくなので読んでみたらこれは面白い。
主人公の男性が手際よく料理していくのを見るだけで、どんどん爽快な気分になります。
パートナーと気まずい雰囲気になっても、生活の中でやなことがあっても、料理しているとすーっと忘れちゃう。
献立を考えるときの心の中での自分会議(煮物と汁物に同じ食材を入れるのはやめとこうとか)が、いちいち「そうそう!」と共感できます。
ゆめ色クッキング
これは思い出の料理マンガ!
一番最初に読んだのは小学校低学年のとき、近所の友達の家にあったのが出会いです。
中学生になりお小遣いをはたいて、古本で全部そろえて繰り返し読んでいましたが、引っ越しのたびにブックオフに売り、でももう一度読みたくなってブックオフで買い直し・・を何回も繰り返したというエピソードが。
主人公は料理好きの高校生の女の子。
ダイエットに悩むクラスメイトのためにヘルシーなお弁当を作ったり、風邪で寝込んだ編集者さんに鶏ガラから仕込んだ中華粥を作ったり。
単に美味しいだけの料理ではなく、相手の立場に立った、その人が一番喜んでくれるような料理を作っているのが印象的なんですよね。
料理の絵ももちろん美味しそうですが、食べたときの「ああ、美味しい・・!」という人物の笑顔が何とも幸せそうでこちらも満たされた気分になります。
料理ってコミュニケーションなんだなあ、と教えてくれたマンガです。
書籍は絶版ですが、一冊300円でKindleで発売されています!
↑kindleの価格に誤りがありましたので修正しました。
父の詫び状
好きな作家は誰かと聞かれたら、一番に名前を挙げるのは向田邦子です。
出会いは中学校の国語の教科書に載っていた随筆、「字のないはがき」。戦争中に地方に疎開していた妹、そして父の描写が素晴らしい話しに感動して、
「お母さん、この話しすごく面白かった!」と母に言ったらすぐに買ってくれたのが上記が収録されているこの本。
読みやすい文体で昭和の生活が生き生きと描かれており一気に読みました。
食いしん坊の彼女らしく、家庭での料理や外食のエピソードが豊富です。
だってこの本の冒頭からいきなり生きた伊勢海老をもらった話しが出てきますからね。。
この本をきっかけに、彼女の他の随筆は中学生で全て読破。
夏休みの読書感想文もこれで書いたところ、
「あなたそんなに好きだったらこれも読みなさい」と、中学校の美術の先生が私物の「向田邦子全集」を貸してくださったのも良い思い出です。
向田邦子の手料理
「本当は板前さんになりたかった」「執筆の合間に架空のお品書きを書いて小一時間遊んでしまう」という彼女が出した料理本。
友人に好評だったというトマトと青じそのサラダ、竹の子を一本料理するバリエーション、材料をまるごとすりおろしてから煮るスープ。
調理はごくシンプルに。良い調味料を使う。器は気に入ったものを。
私が影響を受けた料理本の一つです。
向田ファンとしては、彼女が愛用していた器も紹介されているのも嬉しいです。
海外旅行から帰ってきたらまず食べたい、と紹介されている海苔弁の美味しそうなことといったら・・。
講談社
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85レシピと10の話 あなたの料理がいちばんおいしい
最近買ってすごく良かったレシピ本がこれ。
生活感がほどよくありながら、雰囲気のある素敵な写真。
レシピも普通過ぎず、珍しすぎず、どれも気軽に作れそうなものばかり。
こんな料理を日々作り、ゆっくり味わう。
暮らしそのものも良い方に変わりそうな、毎日前向きに過ごせそうな、そんな本です。
KADOKAWA/メディアファクトリー
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小さいおべんとうでたのしく外ごはん。
思えば一番最初に買ったお弁当の本はこれかも知れないです。
一人暮らしをしていた大学生のとき、近所のスーパーのテナントに入っていた小さな本屋さんで買いました。ということまでしっかり覚えている。
でも今にして思えば大学生なんだからお弁当はいらなかったはずなのに、なんで買ったんだろう。たぶん美味しそうだったので直感で買ったんだと思います。
あと、オイルサーディンとか食パンじゃない茶色いパン(カンパーニュのことです)とか、今まで知らなかった珍しい食材がさらりと使われているのも面白かったのかも。
スタイリングもとても素敵で、それもそのはず伊藤まさこさんが担当。買った後に気付きましたが何度読んでも飽きないので自分の感覚が正しかったのがちょっと嬉しかったり。
少し前の本ですが、今でも充分使えるレシピですよ。
炒め物や煮物をどーんと乗っけた潔い(でもなぜかおしゃれ)お弁当も紹介されてて、「ああ、こんな演出もあるんだ」と勉強になった一冊です。
果物とチョコレートを合せたサンドイッチとか、クスクス弁当の写真など、どれも美味しそうすぎるのでお弁当の写真を見るのが好きな方はきっと気に入ると思います。
曲げわっぱな日々
手前味噌ですみません。こちらは私が出版した電子書籍になります。
「マニアックすぎる内容だからあまり売れないのでは。。」と思っていたところ、出版後もじわじわと地味に売れ続けていると編集者さんに教えて頂きました。買って頂いたみなさま、どうもありがとうございます。お役に立てていれば嬉しいです。
基本的にはこのブログの人気記事を集めた構成となっておりますが、撮りおろし写真や書籍だけのレシピも入っています。
曲げわっぱを愛する方には、ぜひ読んで頂きたいと思っております。
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