曲げわっぱ弁当の汁漏れを防ぐ3つのポイント。

曲げわっぱな日々

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お弁当で一番悲劇的なのは汁漏れ。特に曲げわっぱは密封性が無いので、初めて使うときは不安に思いますよね。9年間曲げわっぱ弁当を作って身に付いた3つのポイントをご紹介します。
これらを守れば汁漏れはほぼ防げますので、参考にしてみてください。

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とにかく基本を丁寧に。

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1. おかずの水気をしっかり取る

こんなの基本中の基本でしょ!とブーイングが聞こえてきそうですが、意外と忘れちゃうものです。焦って作っているときは特にそう。

ありがちなのが煮物の汁です。原因はがんもどきや油揚げ、柔らかく煮た大根など。汁を含んだ状態でお弁当箱に詰めると、持ち運んで片寄ったときに他のおかずに押されて汁が出てしまいます。じゅわっと煮汁が出る食材は残念ですが省くようにして下さい。

※油揚げは、ふわふわしてなくてペタンコのタイプだとあまり汁を吸わないので安全圏です。

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あとは生姜焼きなどの炒め物です。そのまま食卓に出す時はタレがとろりとして美味しいけれど、数十分経つとお弁当箱の中で底に溜まってしまいます。そして傾いたときに外に漏れる。

お弁当用に調理する時は、しっかりとタレを煮詰めて下さい。さらに、ご飯の上に乗せてどんぶりにすると、ご飯が汁を吸ってくれるので万全です。

野田琺瑯のバットにキッチンペーパーを敷き、盛り付け箸でおかずをそっと置いて汁気をとります。この一呼吸が大事。(といってもいつもできるわけじゃないんだけど、そうありたいという理想を込めつつ…)

2. 高機能なおかずカップを使う

おかずカップで一般的なものといえば銀色のアルミカップでしょうか。どこでも売っていて値段もお手頃なのですが、ちょっと箸で触った拍子に破れたりするので実はあまりおすすめしません。

多少のことでは破れない丈夫な材質のものを選んで使ってください。
レンジ・オーブン対応だとおかずによって使い分けをせずに済むので楽です。

↓安心のクックパーの紙カップ。常備しておくと安心。

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あとはカップの高さです。お弁当箱の高さより低すぎるカップだと、傾いたときに汁が外にこぼれてしまいます。ご自分のお弁当箱の高さを把握しておいて、最適なものを買いましょう。

※ さらにマニアックなことを言うと、詰め終わったときにカップの紙が見えているとお弁当の見栄えが落ちるので、お弁当箱のフチより3mm程低い位置に調整する(ハサミなどでカットする)と、完璧です。(私もよっぽど余裕があるときしかやらないです。完全に自己満足。)

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3. 水気を吸う食材を和える

汁漏れ対策と味付けが同時にできる一石二鳥なテク。美味しくて効果抜群なのでぜひ試してみてください。

食材は、かつおぶし、すりゴマ、もみ海苔、ワカメなど。乾物なら基本なんでも使えます。汁気のあるおかずに加えるだけ。

例えばほうれん草のお浸しは、出汁醤油をからめたら、すりゴマで和えます。
酢の物には、固めにもどしたワカメを加えます。食べる頃には甘酢を吸ってちょうど良い食感になっています。

上の写真のお弁当、左端に入ってるのは白和えです。汁気対策にかつおぶしとすりごまをたっぷりいれました。クリーミーで美味しいです。

↓こちらはおすすめのオニザキのすりごま。香りとコクが違います。

(普通のよりちょっと高いのですが、料理上手の祖母がいつも使っていたので私もマネしてます)


小さな工夫で大きな効果

ご紹介した3つのポイントは、どれも難しいものではありません。
ほんのちょっと気をつけるだけで、悲惨な結果を防げます。忙しい朝はおかずを作るだけで必死になりますが、何回かやるうちに自然と身に付きます。出来ることから試してみてくださいね。